百万遍から今出川通りを歩く

歩く

今から4か月前、2月初旬、京都に向かった。コロナのニュースがTVに放映され始めた頃だ。新幹線はほぼ満席。まだ自粛前。だけど、季節柄、観光シーズンではない季節だが、外国人の観光客はあまりいない。今ではゼロに近いのだろうが。それでもいつもの京都とはちょっと異なった雰囲気だった。

京都に着いた翌日、堀川烏丸近くのホテルから、東へ向かい、ホテルオークラ辺りから、鴨川を北上した。当日は小雪が舞う、非常に肌寒い日であったが、歩いていると、体は温まる。冬の散歩は好きである。

出町柳から、鴨川を離れ、叡山電鉄の出町柳駅界隈をウロウロし(美味しそうなおにぎりやさんがあった・・・妻は気になっていたが)、ゆるりと京都大学前の百万遍の交差点に到着。結構歩いたが、京都は歩き慣れた街。あまり、疲れを感じない。

百万遍の交差点から銀閣寺に向かう。今出川通りを東へ進む。右側にはかつて訪ねたねこのカフェや沖縄料理屋が並ぶ。時刻は10時を過ぎたところで、店を開け始めたところも多く、街が目を覚めつつある感覚だ。また、その奥には吉田神社や吉田山もあり、名所も多い。京都市街からやや離れたところだが、味わい深いスポットである。

白川通の交差点を渡ると、哲学の道の端?にさしかかる。これまた右側に著名な庭園(この庭園については後日記述したい)をあとにして、銀閣寺の参道へ。


銀閣寺参道沿い、道歩く人への声掛けとはうらはらに、歩いている人はまばら。だけど、どのお店も元気が良い気がした。ここだけでは無いと思うが、八つ橋のお店が多い。生八つ橋から元祖八つ橋まで、味わいのあるお菓子だ。ついつい手を伸ばすとキリが無いので、この日は我慢。

さて、銀閣寺に入ろう。金閣寺もそうだったと記憶しているが、お札になる拝観券をゲット。大事に扱わないと罰が当たる。参拝客が少ないことと、この季節ということもあり、いつになく落ち着いた雰囲気。銀閣寺に来たのは、おそらく10年ぶり。前回は何で来たのだろう。あまり覚えていない。

銀閣寺境内。各々の建物も当然のことながら素晴らしく、お庭の造りも、創意工夫され、室町幕府8代将軍足利義正公の心意気を強く感じつつ、また、東山文化の薫陶を体全体に受けつつも、前回、来た時に強く印象に残っている裏山?からの眺望を期待して、テクテク庭園を徘徊した。途中、お茶の水取り跡など、ちょっと歴史の窓辺に心を寄せつつも、階段を上がり、眺望台らしきスペースのある場所から撮った写真が、上の写真。微妙と思える光景かもしれないが、これはこれで、非常に味のある風景と思っているのは私だけか?

吉田山から、遠くは北山?また、京都東北部から西方に向けて俯瞰できる光景に、多少の達成感を得られるスポットなのだ。

山を下る時は名残惜しく、少し庭を徘徊し、銀閣の背後から出口へというコースである。出口まで、何枚か写真を撮り眺めてみたが、新緑や紅葉の頃のにぎわいは無い。だけど、冬のこの風情の良さに、銀閣寺のお庭の底力を強く感じてしまうのである。

銀閣寺を出てからは、来た道をそのまま戻った。今度は下りだ。改めて、今出川通りである。途中、妻のリクエストで、ナチュラル的な、雑貨屋さんに寄り道しつつ、百万遍の交差点に着くと、右に曲がり、叡山電鉄の元田中駅方面に足を伸ばした。

目指すところはカレー屋さんである。結構老舗らしく、この界隈では有名らしい(妻は京都で働いていたので京都に詳しい)。途中、以前行ったことがある、ちょっと個性的に感じたカフェを横目に見ながら(こちらも機会があれば後日記載したい)、叡山電鉄の踏切を渡り、カレー屋さんに到着。その名は、レストランディディ。

残念ながら、この日に食べたカレーの写真は無い。撮っておけばよかったと今は非常に後悔しているが、そこは食べログを掲載しておきます。このお店、京都ではまだ珍しい?スパイスカレー屋さん?何皿かの小皿にカレーやお惣菜が載ってくるセットものを2人で注文した。予想通り、美味い。また、ボリューム。それほど辛くはなく、十分に味わいながら食べることができるカレーでした。カレーの辛さも選べたと思う。この日は、席がほぼ埋まっており、若者に限らず、ご年配の方もいらっしゃったし、男女もほぼ半々くらい。気軽に入れるところもよいところではないでしょうか。

ちょっと長くなりましたが、数時間の散歩記録を纏めてみました。また、思い出したら、他の散歩記録も書いてみたいと思います。お付き合いいただき、ありがとうございました。では、また。

レストラン ディディ (DiDi) - 元田中/インドカレー | 食べログ
レストラン ディディ/DiDi (元田中/インドカレー)の店舗情報は食べログでチェック! 【禁煙】口コミや評価、写真など、ユーザーによるリアルな情報が満載です!地図や料理メニューなどの詳細情報も充実。

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