待合室からイメージが膨らむ蕎麦屋さん「いち」山梨北杜

お店

今まで行った中でインパクトが大きい蕎麦屋さん。カフェに行ったあとのような、ちょっと異次元に行ったような。ともかく、感じたことを書いきたいと思います。

自然を大切にしている気持ちがひしひしと

今回も車で行きましたが、「いち」さんの場所は難なく発見。でもこのまま入って行ってよいのだろうか、と思える入口。おそるおそる入って行くと、車が2台ほど停まっている原っぱへ。原っぱには、小さいアマガエルが何匹も跳ねている。最近自然の多いお店が多いとはいえ、ワイルド満点の駐車場。今後の展開がちょっとよみづらい。ともかくもお店の入り口へ。お店の入り口までは、色々と注意の張り紙が。マスク必須などはこのご時世、至極ごもっとも。メニューについてとか、子連れの入店はご遠慮ください等、色々と、ルールが厳しいお店かとちょっぴり恐る恐る入店です。また、自然との調和を大切にされているのか、というか、溶け込んでいる印象ですが、ここが蕎麦屋さん?というのを強く感じました。

蕎麦屋さんなのに、待合室???

 さて、お店に入ると、早速メニューを選択。今回は野菜揚げおろし蕎麦を注文。もう一つ選択可能なメニューがあったと思いますが、すみません。忘れました。そして注文後、料理が出来上がったらご案内します的なシステムとなっており、待合室でのウエイトとなります。この待合室が実に良い。こちらのお店、ご夫妻で経営されているようですが、待合室は書斎というか、複数の部屋にわたって、そういうスペースであり、ここで待ちながら、お気に入りの本を選択して、少し読めるし、今回伺った時は蝉の鳴き声が丁度いい具合に聴くことができ、自然を味わうもよし(ちょっと大袈裟か)という状況でした。いずれにせよ、こういうシチュエーションは他のお蕎麦屋さんには無く、かなりのインパクトとして、今も脳裏に刻まれています。

つゆに入った揚げ野菜が格別!!

注文した料理の準備ができると、お食事処に通されます。そのお食事処も外の自然あふれる景色とマッチして、素敵な空間。私にはわくわく感よりも良い意味で落ち着いた空間であると感じました。なにか、懐かしいような。相変わらず蝉の鳴き声も程よく聞こえ、季節感を大いに味わえるところも良い。さて、注文したお蕎麦ですが、まずつゆの入った、揚げ野菜(おろし入り)が出てきます。その揚げ野菜は人参やらカボチャやら、出てくるものとしては定番の野菜が多かったですが、つゆが程よく染み入っていて、非常に美味しいのです。ちょっとタイミングをずらして、蕎麦が出てくるのです。先に野菜を食べていてくださいとの案内もありました。野菜を八分程度味わったあとに、蕎麦をズルズルと。こちらのお蕎麦も自家製だと確信していますが、魂の入ったお蕎麦という感じがして、野菜、つゆともマッチしていて、やはり美味しくいただきました。外の風景を観ながらというのも非常に味わい深かったですねえ。蕎麦湯もよかった。だくだくとした蕎麦湯でしたが、こちらは自由に取ってくださいと、歩いて取りに行く方式です。総合的に大変美味しくいただきました。(写真を出すより、実際行って食べたほうが感動が大きいと思いましたので、写真の掲載は控えました。というより、感覚を大切にしたかったので、写真も撮りませんでしたね。今回は)

お店の敷地に入ってから、ずっと特別な空間として、少し異次元体験と感じたお蕎麦屋さん「いち」お店の入口や待合室、そしてお蕎麦をいただいている瞬間と、他のお蕎麦屋さんでは味わえない独特な時間でした。お支払いをした時に妻が、お蕎麦を称賛した感想を述べると、奥に居らっしゃったご主人が喜んでいらっしゃったそうで、その話を聞くにつけ、少し良い意味で現実に戻った感じがしました。いずれにせよ、美味しい時間と空間を味わえるこちらのお店。強くお勧めします。それでは、また。

こちらが「いち」さんの場所です

 

いち (北杜市その他/そば)
★★★☆☆3.47 ■予算(昼):¥1,000~¥1,999


コメント

タイトルとURLをコピーしました